

本日ご紹介するおすすめ書籍は、「地球の未来のため僕が決断したこと ~気候大災害は防げる~」
気候問題について、TV、新聞、毎日のように見るようになりました。
本書を読むと、気候問題の全体像がわかり、日々のニュースを正確に把握できるようになります。
全体像がよくわからないことは、右から左へ情報が流れていきがちです。
ここで、近年のトップトピックスについて正確に把握しておきましょう!!
・ビルゲイツの課題整理方法を学びたい人
・ビルゲイツの投資先の選定方法を知りたい人
目次
著者プロフィール

2021年世界長者番付4位、保有資産15兆円
投資家として、気候問題にアプローチ
おすすめする理由
本書をお勧めする理由は非常にシンプル。
この本は、とにかくわかりやすいのです。
今まで気候関連の書籍を5冊ほど読んできましたがわかりやすさが頭一つ抜けています。
では、具体的になぜわかりやすいと感じたか説明させていただきます。
数値目標で全体像がわかる!!
私たちがこれから気候大災害を防ぐために取り組まなければならないことは、
2050年までのカーボンニュートラルの達成です。

環境問題に詳しい方は、2050年までのカーボンニュートラルが目標であることは知っていると思います。
しかし、どれだけ削減を行えばいいか皆さんご存じでしょうか??
課題の分類方法が秀逸
ビルゲイツは、この問題を解決するために課題を、以下3つに分類しております。
②コストの課題
③空間的課題
①技術的課題
多くの書籍で、技術的対応策は、会社ごとに紹介されていることもあり、網羅性が欠けます。
しかし、本書籍では、二酸化炭素の排出の内訳を割合と共に明確に記載し、それぞれの対応策を網羅的に記載することに成功しております。

②コストの課題
ビルは、様々な投資決定を行う上で、グリーン・プレミアムという指標を参考にしております。
③空間的課題
最後になりますが、空間的課題についてです。
他の書籍でこの課題を挙げている書籍はありませんでした。
しかし、土地の面積が有限である以上この問題は非常に重要な問題です。
例えば、最新の化石燃料発電所で電力を作った場合と、風力発電を使用した場合、
同じエネルギーを得るためには、最大1万倍の面積が必要となります。
もし、1万倍の面積が必要だからといって、森林伐採などが行われた場合、、、
本末転倒になることは、火を見るよりも明らかです。

まとめ
= 510億トン/年のCo2削減
②グリーン・プレミアムの概念
③空間の課題もあることを忘れずに!