
先日、トヨタの生産性を支える言葉、「Just in Time」について説明したが、本当にトヨタは実践出来ているのだろうか?
ふと疑問に感じたため、経理部在籍2年間で役員表彰を2度受賞した、ぼくの会計知識を活かして、分析を行った。
「会計?難しい!!嫌い!!」
と思われたそこのあなた!!
確かに会計は外見がブスなので、嫌われていますが、意外に中身は詰まってるいいやつなんです(笑)
ちょっと中身を気にしてやってみてください。
わかりやすく、ぼくがこの会計君を紹介しますので(笑)
では早速説明していく!!
目次
【徹底分析】トヨタの在庫について
分析方法
在庫の回転率を求める方法に、棚卸資産回転期間という検証方法が会計の世界にはあります。
数式は以下の通り、
この数式が表すことは、
仕入れた在庫(会計の世界では棚卸資産と呼ぶ)が、売れるまでにどれくらいの月数がかかっているか
を示した数式です。
仕入れたものはすぐに売れた方がうれしいですよね?
だから、この数字も小さい方が、期間が短いということを表し、優れているということになります。
では、日本自動車業界Top3である「トヨタ」、「ホンダ」、「日産」の3社でこの指標を比較してみる。
トヨタ、ホンダ、日産 優れているのはどこだ?
早速結果から示したいと思う。
トヨタ | ホンダ | 日産 | |
棚卸資産回転期間(月) | 1.30 | 1.42 | 1.89 |
※各社、20年度決算値を使用
やはりトヨタはすごい。
しっかりとトップを走っている。
トヨタは理論上、仕入れた在庫が売れるまでたった1.3か月しかかからないということを分析結果は示しているのだ。
ちなみにトヨタの棚卸資産の金額(在庫額)は、約2.7(兆円)。
2.7兆円分の在庫を管理しているとかもはや意味が分からない、、、
しかし、
Just in Time
必要なものを、必要な時、必要な数だけ作る
これを続けた結果、業界でトップの在庫の回転率を成し遂げているのがトヨタ自動車の1位を守り続けいている秘訣なのである。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
トヨタの在庫管理の凄まじさについて理解いただけたでしょうか?
今日皆さんに伝えたかっことは、
「必要なもの」
についてもう一度考えてみませんか?
必要なものとは、「かならずいるもの」
ということです。
整理整頓された状態とは、不要なものが無い状態ではなく、
「必要なもの」に囲まれた状態のことを指します。
トヨタを真似て、日々生活してみるのはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ほなまた!!